外壁塗装用の塗料について
塗料の種類と用途
塗料の種類と用途を解りやすくお話します。
塗装の目的は大きく分けてふたつ、ひとつは塗装対象の保護、もうひとつは美化です。 定期的な塗装は、雨や風、太陽光線などから塗装対象を守ってくれます。 最近では特にこの保護の目的に加えて、色を楽しみ個性的にカラーコーディネイトする世界も広がりました。
油性塗料と水性塗料
ひと昔前までは、塗料といえば油性と考えられていました。 今は水でうすめられ刺激臭もない水性塗料が豊富に出回っています。 引火性もないことから安全、乾いてしまえばもちろん水に溶けることはありません。 その他の塗料としては、ラッカー系などの溶剤系の塗料が挙げられます。
塗料の歴史と種類
歴史的には紀元前のエジプトで天然樹脂と植物油からワニスが作られ、ミイラの木棺に塗られていました。日本では縄文時代から漆塗料が土器や木工品に塗布されていました。西欧では十七世紀から日本では明治10年代半ばから製造が始まりました。建築で使う代表的な塗料はアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の四種類です。さらに各メーカーは独自に特殊な樹脂や溶液を混入させ機能性のある製品にします。その他に今話題の光触媒塗料があります。それは植物が行う「光合成」によく似ています。家の外壁が空気浄化するのです。 このように色々な種類があります。でもどんな材質でも塗ったらキレイに見えます。しかし、問題は五年後、十年後、二十年後です。
塗料の種類と耐久性
塗料の種類で長持ちする年数が決まります。
今の塗料は技術開発が進み極端に悪い製品はありません。それゆえにどの製品カタログを見ても高性能・高耐候ですなど商品のいい面だけ強調してあります。
住宅の塗料はアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などの樹脂が主です。この樹脂にセラミック(陶磁器の粉末)を入れたのが、「セラミック塗料」、さらに防カビ剤や低汚染剤を入れて付加価値を付けて「低汚染方アクリルセラミック防藻塗料」になります。長持ち度をみると、アクリル三年・ウレタン五年・シリコン七年・フッ素が十二年程度で劣化が始まります。
どの塗料でも太陽の紫外線・熱・水分・風等により年数がたつと次第に劣化していきます。最近は特に酸性雨の影響で予想より早く劣化が進むようです。最初に塗装面の表面の樹脂が変色・退色が見られるようになります。
次にチョーキングが発生します。チョーキングとは色成分の顔料がチョークの粉状になる現象です。手で触ると白く付きます。やがて割れ・浮き・建物の本体そのものに影響を及ぼすようになります。コンクリート住宅の場合だと、ひび割れから見ずが入り爆裂(コンクリートのかぶり部分の鉄筋が腐食によって剥離した劣化症状)や欠損を引き落とし、水漏れや強度がなくなります。
住宅サイディングボードの特徴
サイディグボードの塗り替えの目安は!
初期の住宅外壁はモルタル塗りのあと、塗装する工法でした。
近年はモルタル塗りに代わってサイディングボードを張る工法が主流です。
モルタル塗りに比べてサイディングボードを張った方が建設コストも下がるし後期短縮にもつながります。
また、モルタルと比較して、ひび割れが少ないようです。塗り替え次期の目安は手で触って白い粉が付いてきたら要注意、雨が降ったあと壁が雨を吸収していつまでも濡れていると、危険信号です。
サイディングボードの成分はセメントと紙なので、大量の水分を吸収すると厚みを増し、変形するのです。さらに、ボードをつないでいるコーキングが割れて、そこから湿気や水が侵入する場合もあります。
常に濡れたままでいると、内部に湿気や水分が残り木材が腐ったりします。未然に防ぐ為にも防水機能が低下する前に検査して適切な処理をしましょう。
気になる結露について
結露とは?
部屋の空気が冷たいものに触れて空気中の水蒸気が水滴になる現象を言います。結露はカビやダニが繁殖する原因となり、ひどくなると家具の裏側や壁、押し入れの中までシミやカビができてしまいます。そして、進行すると壁の表面はもとより建物の内部までも腐食させてしまいます。また、カビやダニはぜんそくなどのアレルギーを起こす原因にもなります。
結露対策
<寝室>
就寝前の5分前程度窓を開け室内の温度を下げます。
そうすることで温度の下がる朝方の結露が軽減されます。
<浴室>
入浴後は浴槽のお湯をすぐ排水するかフタを閉め、浴室の窓を開けたり換気扇を回して乾かします。また、浴室に水をまき温度を下げると効果的です。もちろん浴室の扉の開放は厳禁です。
<キッチン>
調理時・炊飯時・皿洗い時は換気扇を回し水蒸気の拡散を防ぎましょう。
<リビング>
石油ストーブは発熱と同時に水蒸気を出します。
冬は乾燥すると言ってもやかんをのせたり加湿器を併用する必要はありません。
こまめに換気を行い空気の入れ換えと共に湿度を下げましょう。
これらの点に気をつけ、カビ・ダニの原因となる結露を防ぎ、健康な住宅で快適な生活を送りましょう。





